あの頃の私を、助けにいこう。

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『毎日、空を見上げる心のゆとりが

幸せをつくっていく』

ティンガティンガ作家SHOGENさんの

メッセージが心に沁みわたる。

空を見上げることで生まれる、心のゆとり。

空を「描く」時間も、自分と静かに向き合い

無邪気に表現できる、癒しのひと時だ。

色遊びのレッスンには3種類の「空」がある。

空に浮かぶ自由な雲から

どんな自分も⭕️と思える「Sky」

昼から夜へ転じるマジックアワーの

変容の美しさを感じられる「twilight」

そして、暖かな温度感を思わせる

「pink sky」

〜 Chapter11『pink sky

このピンクに染まる空を見るには

実は、ちょっとしたコツがあるらしい。

時間は朝の始まりか、太陽が沈む時間帯で

太陽とは反対の空に、見えるそう。

そう言えば私は「空を見上げる」とき

太陽がある方の空しか、見ていなかったかも?

朝やお昼間は、お日様と雲のコラボが好きで

雲間の光が特に、神々しくうっとりする。

夕方は夕方で、夕焼けに染まる空模様が

刻一刻と表情が変わるから、目が離せない。

そんな風だから、なかなか太陽と反対の空を

振り返って見ることなんて

ほとんどなかったんでは、ないかな。

pink skyの中でも

空にピンクの淡いグラデーションが

帯状に現れる様子を

「ビーナスベルト」と呼ぶそうで

このビーナスベルトの、下の青いライン。

地平線ではなく、地球の影なんだそう。

地球にも「影」がある。

それが見えるなんて、なんとも神秘的。

地球の影に想いを馳せたとき

私の「影」は、どんな姿だろうかと

ふと、思った。

​あの頃の私に、ようやく向き合える

右目を失明してからの私は

何とかこのカラダで「幸せになってやる」と

後悔だけは、しないようにと

前だけをみて、ただひたすら走ってきた。

どうせ生きるなら、光のある未来を信じたい。

太陽輝く空を、見上げてばかりいたら

「自分の影」を見ることが無くなっていた。

光と影は、二つで一つ。

「何とかなる、大丈夫」と

振る舞う自分が光なら

「失明したらどうしよう」

「こんなカラダで恋愛なんて無理」

「斜視の自分を見るのがイヤだ」

不安と恐怖、劣等感に苛まれ

闇にのまれていた自分は、影のよう。

視力障がいと向き合うこと、28年。

置いてきた「影」に

ようやく、手を伸ばせるかもしれない。

あの頃の私を、助けにいきたいと思った。

朝が来るのが、怖い人

夜になるのが、怖い人

移り変わりの時間帯がpink skyのように

ホッと、暖かい気持ちで過ごせるよう

あの頃の私が欲しかった言葉を

必要な人へ、届けていきたい。

私の新たな目標は、pink skyと共に歩んでいく。

〜みらい〜

片目で生きる3児のママ保健師(現役公務員)

独立開業に向けて、日々、奮闘中。Instagramで発信しています🌻

あなたの貴重な時間を使って読んでいただき、ありがとうございました♡

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